太陽です!
まだまだ寒い日が続きますね。明日も雪が降るとか降らないとか。暑いよりはマシですが、やっぱりもう少し暖かくてもいいかな...。
ところで最近5歳の息子が天文に興味を示し始めました。中でも身近な「太陽」に興味があるようで、その大きさと地球からの距離についてよく尋ねてきます。ちなみに太陽の大きさですが、約139万2,000キロメートルあり、地球のそれの約109倍になります。夜空に数多(あまた)輝く星々の中では普通の大きさのようですが、恒星の大きさもほんとうに様々です。地球の2倍程度の大きさしかない星もあれば、太陽の3,000倍もの大きさのある超巨星(ぎょしゃ座イプシロン星)もあります。太陽の直径の3,000倍っていうことは、その超巨星の直径はなんと約41億7,600万キロメートル!!ちょっと分かりにくいのでそれぞれの数値を200億分の1にしてみると、太陽の直径は69.6ミリメートル、地球は0.6ミリメートル、ぎょしゃ座イプシロン星は約210メートルとなります。
そんな大きさの太陽ですが、ひとつ不思議なことがあります。太陽と月ってほとんど同じサイズに見えませんか?太陽の直径は地球の約109倍。に対して、月の直径は地球の約1/4。同じ大きさに見えるってことは、太陽までの距離は、月までの距離の約400倍あるってことなんです。日食のような現象が楽しめるのも、この偶然の一致がなせるわざなんですね。
話がそれてしまいましたが、次に地球からの距離です。約1億5000万キロメートルあります。といっても良く分からないですよね。1秒間に29万9,792キロメートルの速さで進むとされる光でさえ8分19秒もかかってしまいます。実感わかないと思うので、身近な乗り物に置き換えてみましょう。例えば新幹線のぞみで地球から太陽に向かったとすると、時速270キロメートルとして、63年3ヶ月かかります!?なんと片道だけで産まれたての赤ちゃんがおじいちゃん/おばあちゃんになってしまうんですね。時速1,000キロメートルの飛行機ですら17年1ヶ月もかかります。ちなみに太陽からの距離をさきほどの縮尺例(200億分の1)に置き換えてみますと、地球は7メートル離れていることになり、土星は71メートル、最も近い恒星(太陽のように自ら光り輝く星)であるプロキシマ星は約2,100キロメートル離れていることになります。
やっぱり天文って面白いです。明日にでも図鑑を買って最新の天文情報をインプットしなおしたいと思います。