台風が過ぎ去った後の夜景(東京都心方面)
今日は台風による天候不良のために、一日家で過ごしました。ところで、台風っていったいなんだろう?日本では台風、アメリカではハリケーン、インドではサイクロンと呼ぶというのがこれまでの浅はかなパパペライザーの知識だったのですが、厳密には以下のような定義となっていることがわかりました。
■台風(Typhoon)
気象庁の定義では、以下の地域で発生した熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速(10分間平均)が34ノット(17m/s,風力8)以上のものをいう。
●北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)
●南シナ海
但し、WMO(世界気象機関)の定義では、英語でtyphoonと呼ばれるものは、上記地域で発生した熱帯低気圧のうち最大風速が毎時64ノット(119km)以上のものをいい、34ノット以上64ノット未満のものをtropical storm と呼ぶ。
■ハリケーン (Hurricane)
以下の地域で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速(1分間平均)が毎時64ノット(119km)以上のものをいう。
●大西洋北部(カリブ海・メキシコ湾を含む北大西洋)
●大西洋南部 (ただし、ほとんど発生しない。)
●太平洋北東部(西経140度より東の北太平洋)
●太平洋北中部(180度~西経140度の北太平洋)
■サイクロン (Cyclone)
以下の地域で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速(1分間平均)が毎時34ノット以上のものをいう。
●インド洋北部
●インド洋南部
●太平洋南部
う~ん...アメリカで毎年発生して大きな被害を出しているハリケーンは台風やサイクロンより勢力がずっと大きかったんですね。ちなみに今回の台風4号も7月に日本に上陸した台風としては1951年に統計を取り始めて以来最強だったみたいだけど、宮崎県の油津で最大瞬間風速が55.9メートル(時速換算で201.24km/h)を記録したところからすると、ハリケーンレベルの勢力があったのは間違いないでしょう。今回は雨量も相当凄かったようで、千葉県勝浦市で120ミリ/hr以上の雨が降ったとか(日本記録は1982年に長崎で記録された187ミリ/hr)。四国の渇水報道でいつも出てくる早明浦ダム(高知県)も13日に50.9%だった貯水率が14日に一気に100%に回復したらしいです。
1時間で100ミリの雨量というのがどれくらいかというと、畳2畳の面積にドラム缶1本半の水が流れ込んだようなものだとか。そういえばパパペライザーが中学生のとき、千葉県の某所でそれくらい降ったかも、という雨を体験したことがあります。それはバケツをひっくり返したようなものではなく、滝の下で落ちてくる水をかぶっているような感じの降りで、結果として周辺一帯数千平米が俄かに湖と化してしまったことがあります。そのときは一時的にとはいえ、車での移動もままならず、孤立状態となってしまいました。ちなみにその地域は平坦で、今までどんなに雨が降っても水が溜まることはほとんどなかっただけに、今でも夢かと思っているくらいですし、後にも先にもあんな雨はこの地域に降っていません。
今回の台風4号は各地に大きな被害を出してしまいましたが、まだまだ台風シーズンは始まったばかり。これからも警戒していこうと思います。
1 件のコメント:
市川からはこういった配置で見えるんですね。
東京駅方面の重なり具合が結構好きです。
バルコニーの手すりは、最初、江戸川かと思ってしまいました(^^;)
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