最近、地元の図書館で「セロトニン欠乏脳」という本を借りてきました。読んでみると面白く、いろいろ参考になる情報があったため、内容を簡単に説明したいと思います。
まずもって、セロトニンとは何か?簡単に言うと、心の状態を演出する3つの神経のひとつです。人の心を大きく2つに大別すると、快と不快、好きと嫌い、報酬と罰のように、ポジティブな面とネガティヴな面に分けることができます。ポジティヴな面、快楽や欲望、報酬に関連する心の状態は、ドパミン神経によって主に制御されています。一方、ネガティヴな面、不安やストレスなどに関連する心の状態は、ノルアドレナリン神経によって主に制御されています。これら2つの神経に対して抑制をかけているのがセロトニンになります。で、このセロトニン神経がしっかり働いていると、不安にもならず、舞い上がりもせずに平常心で生活できるということになります。
ひきこもりやキレるという状態(感情を爆発させ、常軌を逸した行動をとること)は、脳内のセロトニン神経が弱っているから起こるということを、この本では訴えています。他にもセロトニン神経が弱っていると、うつ病やパニック障害、摂食障害などの症状があらわれてくるそうです。
では、どうなるとセロトニン神経が弱ってしまうのか?そもそもセロトニン神経は、歩行や呼吸、咀嚼などの基本的なリズム運動によって活性化されるというユニークな特性をもっています。従って、毎日の生活の中でこれらのリズム運動を極端に抑えた生活を継続していると、セロトニン神経が弱ってしまうことになります。それから、セロトニン神経は太陽の光(2500ルクス以上の照度の光)でも活性化されます。室内照明程度の光(100~250ルクス程度)では効果はありません。したがって、昼夜逆転の生活もセレトニン神経を弱めてしまうことになります。さらには、心労や疲労もセロトニン神経の働きを阻害することになります。疲労によって乳酸が血液に蓄積してくるのですが、その乳酸がセロトニン神経の運搬機能を促進してしまい、セロトニン神経が標的細胞に十分な影響を与えるまもなく、再取り込みされてしまうのです。
リズム運動を極端に抑えた生活の具体例をひとつあげますと、ゲーム漬けの生活があります。ゲームというハラハラドキドキの状況は、極度に息を詰めた状態に相当します。例えば呼吸のリズムひとつとってみても、非常に抑制されることになります。この状態が長く繰り返されると、やがてセロトニン神経の働きにマイナスに作用してしまうことになります。
ということで、どうすればセロトニン神経を活性化させることができるか?リズム運動を継続することに他なりません。ウォーキングやジョギング、水泳、エアロビクス(やさしいもの)、太極拳、呼吸法などがあります。大切なことは、20~30分継続することですが、やりすぎて疲れてしまうと逆効果(セロトニン神経に備わっている自己抑制機能が働いてしまう)になってしまうので、ご注意ください。もうひとつ、太陽の光を浴びることです。これも、20~30分程度がよく、浴びすぎるとリズム運動同様に逆効果になってしまいます。加えて、十分な休養です。
ちなみにどの程度リズム運動を継続すればよいかですが、1日20~30分。期間としては、セロトニン神経の基本的な構造を変更(自己受容体の数が増え始める)させるのに、まずは3ヶ月。その期間を過ぎたら3年(セロトニン神経が恒常的に高い活動レベルにシフトする)と言われていますので、参考にしてください。(たぶん私にはできませんが...)
2009年9月29日火曜日
2009年9月18日金曜日
2009年9月18日(金) うるるとさらら
うるるとさららのぴちょんくん
鳩山新政権がスタートしました。閣僚の方々は知らない方々ばかり...。大阪府の橋本知事もそういってましたね。さすがに民主党の党首経験者やミスター年金の長妻さん、社民党と国民新党の党首くらいはわかりますが、官房長官を務めていらっしゃる方も存じ上げませんでした。ホリエモンも「なんだか長老とか功労者みたいなのが閣僚ポストに付いてるし。ていうか、偽メール問題で代表辞任した前原が大臣に就いてる。どんだけ人材不足なんだ。ほんと、野党の時期を頑張った論功行賞みたいな感じの人事だよ。自民党の年功序列制度並みに酷い。」ってブログに書いてましたが、そういうことなんですかね。
個人的な印象ですが、鳩山内閣は、良くも悪くも政府と国(官僚)との一体感に欠ける嫌いがあります。逆に言えば、これまでが一体感ありすぎだったのかもしれません。これが鳩山内閣の「政治主導」なんでしょうね。ですが、「八ッ場(やんば)ダム」しかり「高速道路無料化」しかり、マニュフェストありきではなく、真摯に関係者の話を聴いた上で、あらためて判断をくだして欲しいなぁと思うときもあります。結果は同じでもいいのですが、話を聴くと聴かないとでは大きく違いますからね。そういう意味で「八ッ場(やんば)ダム」については、前原国交相が連休中の9月23日に現地を訪れるそうですが、「推進派」だけではなく「反対派」もいるでしょう。それらの方々とどんな話をするのか注目したいと思います。それにしても、これまで与党をさんざん非難していた立場の方々が非難される側になった。プレッシャーたるや相当なものなんでしょう。心中お察しいたします。
ってなわけで、まったくタイトルと関係ないことを書き連ねてしまいましたが、本題は我が家のエアコン「うるるとさらら」です。実はこのエアコン、冷気を出しながら湿度も保つという画期的な機能を有しています。しかも200Vの電源で動いているので、実にパワフルなんです。買ってから4年以上経っているのですが、実に快適に動いています。が、3週間くらい前に本体から水滴が滴るようになって大騒ぎ。ダイキンに連絡をして診てもらったところ、原因はパパペライザーがエアコンの水を排出するホースに取り付けた細いホース。どうやらこのホースが細すぎたことから水が逆流し、本体から水滴が滴ってしまったとのこと。実際にホースを外したら、みごとに水滴は滴らなくなりました。
てなことで原因がわかって万々歳かと思いきや、サービススタッフのおじさんについでに我が家のエアコンの手入れ不足を指摘され、「末期症状を呈しています。分解清掃をお勧めします」と言われてしまいました。「は、はぁ~」という感じで話を聞き、分解清掃の見積書発行を依頼してから数日後、金額を見てビックリ!なんと8万円を超えていたのです!こりゃあさすがに無理とあきらめ、今回は分解清掃をお断りしたのですが、機種によっては新品が買えてしまう費用というのはちょっと問題でしょう、ダイキンさん!たかが清掃に「本体価格の1/3もはたく」なんて余裕はパパペライザー家にはありません。ということで、とりあえず壊れるまであと何年持つかは分かりませんが、大事に使っていこうと思っています。そして、壊れた暁には、きっとまたダイキンのエアコンを買ってしまう...でしょうね。
BGM:"Tears" by X Japan
2009年9月12日土曜日
2009年9月12日(土) ジブリ美術館
ジブリ美術館です!
今日は「三鷹の森ジブリ美術館」に行ってきました。思い立った時にふらっと立ち寄れる美術館ではないんですね。ローソンでチケットを購入しないと入場できない、いわゆる完全予約制のスタイルをとっています。だからでしょう、決して混みあうことなくゆっくりと美術館の中を見てまわることができました。
最寄り駅はJR三鷹駅。バスでも行けますが、パパペライザーたちは徒歩で美術館に向かいました。といってもそれほど遠くはなく、15分ほどで現地に到着することができます。道すがら、玉川上水沿いを歩いていくのですが、「閑静な住宅街」を絵に描いたような住宅街が玉川上水沿いにあり、それを見ているだけでも飽きることはありませんでした。
ということで、あっという間に現地に到着。まず最初に出迎えてくれるのは、「となりのトトロ」のほぼ実物大トトロ(&まっくろくろすけ)!受付に鎮座して来場者を迎えてくれます。本当の受付はもう少し奥のほうにあるのですが、とりあえずここで写真をパチリというのが王道パターンなのでしょう。みんなパチパチ記念撮影をしていました。そのあと、いよいよ本当の受付へ向かいます。予約時間より30分程度早かったので、少し待たねばならぬことを覚悟していたら、「12時の方、時間前でもご入場いただけます!」アナウンスがあったため、早めに入場することができました。早めに行ってみるものですね。ラッキーでした。
さてこの美術館、どのようにまわればいいのか、よくわからない構造になっています。意図的にそうしているようですが、案内表示がとても少ないんですよね。幸いそれほど広くはない規模の美術館なので実害はありませんでしたが、もう少し案内表示が多めに欲しかったです。また、館内は写真撮影やビデオ撮影が一切禁止なんです。したがって館内の写真は一切撮れず仕舞いでしたが、外(屋上)にも展示物があったため、写真はその時に撮ったものです。ちなみに屋上には「天空の城ラピュタ」でおなじみのロボット兵とラピュタの石版があり、よほどみんな写真が撮れないことにストレスを感じていたのでしょう。ここぞとばかりに記念撮影しまくっていました。
ロボット兵です!
見所はいろいろありますが、屋上のロボット兵とラピュタの石板以外では、子ども連れであれば「となりのトトロ」のネコバスでしょうか。たぶんこれも実物大だと思うのですが、子どもであれば実際に乗ったりして遊ぶことができます。それにしても、親であればここは絶対に写真に収めたいスポットのひとつだと思うのですが、何でダメなんでしょうね。ちなみに館内には「ジブリ美術館は物語の入り口です。物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです。皆様のご協力をお願いします。館主 宮崎駿」と書かれています。美術館会館当初は撮影できたようですので、きっと何かがあったのでしょう。
他の見所ですが、独自の短編映画(16分程度のショート作品)やジブリ作品ができるまでの工程説明などがあります。驚いたのは、「崖の上のポニョ」の映画が出来上がるまでに描かれた膨大な枚数の原画が積み上げられていたことです。ひとつの作品ができあがるまでにどれだけの人(ちなみに「崖の上のポニョ」は400人らしいです)が苦労しているかなど、単に映画を見に行っているだけでは知りえないことがここでは知ることができます。そういう意味で、子どもだけではなく、大人だけで来場しても十分に楽しめる内容になっています。
美術館鑑賞後は、せっかくなので井の頭公園を散策しながら吉祥寺駅に向かって歩き、途中子ども達と「白鳥のボート(自転車のようにペダルを漕ぐのですが、とても疲れました...)」に乗り、井の頭公園至近の「磯丸水産(安くてウマイ!お勧めです!)」で食事をして帰りました。
BGM:「君をのせて」 by 井上あずみ
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