2009年12月30日水曜日

2009年12月30日(水) ベートーベン

ベートーベンの肖像画
いよいよ2009年もあと1日を残すのみとなりました。本当に月日の経つのは早いものです。そんなある日、息子に2冊の伝記を買いました。伝記といえば、パパペライザーも子どもの頃にいろいろと読んだのですが、今回はエジソンとベートーベンです。なぜその2人か?エジソンは定番中の定番ということで購入したのですが、ベートーベンは多分に「のだめカンタービレ!」の影響が強いです。さらには、パパペライザーもベートーベンの曲がお気に入りであるというのも理由のひとつです。
 
で、伝記を読んで初めて知ったのですが、モーツァルトやハイドン、シューベルトといったクラシック界の重鎮とも直接の接点があったんですね。いやぁ、すごい時代もあったもんです。そんなこんなで、クラシックではベートーベンを好んで聴くことが多いです。
 
ベートーベンといえばいろいろ有名な曲がありますが、一般に連想されるのは交響曲の「第9」とか「運命」とか「英雄」「田園」といったところでしょうか。ちなみに件の交響曲は第9までありますが、パパペライザーは第7番と第9番がお気に入りです。(第7番はもろに「のだめカンタービレ!」の影響を受けています)ちなみに第7番と第9番はタイトルがないんですね。例えば第3番は「英雄」、第5番は「運命」、第6番は「田園」というタイトルがあるのですが、他の第7番と第9番を含む交響曲にはありません。それでも第9は合唱が有名になってしまったので、「第9」そのものがタイトルのように知られてしまいました。ちなみに、パパペライザーは第9の合唱パートはあまり好きではなく、最初のパートがお気に入りです。
  
ベートーベンはピアノソナタも有名ですね。特に第14番の「月光」。これ、一押しです!知ったきっかけは「テグザー」というパソコンゲームのエンディングなのですが、以来、耳に付いて離れません。どんな曲か聴いたことがない方は、ぜひこちらを聴いてみてください。Wilhelm Kempffの弾く「月光」は一味違います。演奏のすばらしさは聴いていただければよいのですが、ピアノを弾いているWilhelm Kempff氏本人はトリップしちゃってます。(笑)
 
余談ですが、CD(コンパクトディスク)の演奏時間も「第9」がまるまる入ることを前提に決められたとされています。真相はどうあれ、規格上は74分42秒となっています。CDはSONYとPHILIPSの共同企画ですが、当時、PHILIPSの主張していた60分が採用されていたら、相当使い勝手がよくなかったでしょうね。
 
ブログ記事もこれが今年最後になります。みなさん、よいお年をお過ごしください!
 

2009年12月5日土曜日

2009年12月5日(土) 映画のタイトル

Carsの主人公、ライトニング・マックィーン
昨日、テレビでPixarの映画「カーズ【Cars】」を見ました。ストーリーをものすごく簡単に言うと、ある町の道路を壊してしまった主人公のライトニング・マックィーンが道路を直していくというものです。もちろんその過程でさまざまな車(この映画には人は出てきません)とふれあい、愛と友情の物語を形成していくんですけど、とても面白かったです。最後にはちょっとお涙頂戴的なシーンもあり...。やっぱりPixarの作品は秀逸ですね。これまでも「モンスターズ・インク【Monsters, Inc.】」や「トイ・ストーリー【Toy Story】」、「トイ・ストーリー2【Toy Story 2】」、「Mr.インクレディブル【The Incredibles】」、「ウォーリー【WALL•E】」を見ましたが、全てよかったです。
 
今日から「カールじいさんの空飛ぶ家【UP】」が上映開始されます。これも面白そうですね。ただちょっと待ってください。この映画、邦題は「カールじいさんの空飛ぶ家」。ところが、原題は【UP】です。ぜんぜん違うんです。確かにUPという単語には、ニュアンス的にはいろいろな意味があります。日本語の「上」だけではなく、「上空」とか「上昇」とか「あがれ!」とか。そういう意味で、日本語で映画を分かりやすく表現するためには、単なる直訳では足りなかったということでしょう。原題が邦題とまったく違っているのって、他には...「俺たちに明日はない【Bonnie and Clyde】」、「海の上のピアニスト【The Legend of 1900】」、「氷の微笑【Basic Instinct】」、「おしゃれ泥棒【How to Steal a Million】」、「遊星からの物体X【The Thing】」などがあります。こうしてみてみると、邦題のほうが親切かも知れませんね。「氷の微笑」なんて、原題を直訳すれば「本能」ですからね。これまでのPixar映画はほとんどが原題=邦題だったので、タイトルを考えた人も悩みに悩んだタイトルだったのでしょうね。映画の内容にぴったりのタイトルだと思います。ただ、【The Incredibles】の邦題だけはいただけません。映画を見ればわかるのですが、いわゆる超人一家のお話しで、パパもママもその娘(長女)も息子(長男)も、つまり家族全員が活躍します。なのに、「Mr.インクレディブル」。さすがにこれだけは「ちょっと...」と思いました。
 
ところで「カールじいさんの空飛ぶ家」に関して、ちょっとした話を小耳に挟みました。以下、あるブログにあった内容(2009年6月30日付の記事)を転載しますので、ご一読ください。これがもし眉唾でなければ、感動モノです。
 
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日本では12月に放映予定のこの映画。
 
今向こうでは放映されている。そんな中、 映画好きなある少女とこの映画についての心温まる物語を聞いた。
 
元気いっぱいだった小学生の女の子が癌と懸命に闘いながら生活をしていた。学校にもそのうち通えなくなってしまった…。そう、癌が転移をしてしまっていたんです。
 
そんな中、 彼女の楽しみは映画を見に行くこと。闘病中も映画館に行って色々な映画を見ていました。そして【カールおじさんの空飛ぶ家】の番宣をみて、母に言ったそうです 「この映画面白そうだね、見たいね」。
 
そして月日は過ぎました。
 
【カールおじさんの空飛ぶ家】は放映されているのですが、彼女は映画館に行くことが出来ません。そうなんです、 しんどくて大好きな映画を見に行く事が出来なくなっていたのです。
 
それを知った彼女の友達のお母さんが、映画が大好きで【カールおじさんの空飛ぶ家】を観るのを楽しみにしていた…。そんな彼女に何かしてあげたい。
 
そんな気持ちから、ディズニーかピクサーに連絡を入れたんです。すると翌日彼女宛にプレゼントが届きました。ディズニーとピクサーから、DVDと【カールおじさんの空飛ぶ家】のポスターなどなどが届いたんです。
 
すぐにDVDを彼女と母は開いて観ました。……カールおじさんの空飛ぶ家……
 
DVDを見終わり、彼女と母はこんなやりとりをしていました。
「面白かったね」
「うん、面白かった」
 
そして彼女は数時間後、その日のうちに、神様の元へ…天へ召されたのです。 ご家族と周りの愛に包まれて、ディズニーとピクサーの優しさに包まれて…。
 
彼女が最後に観た映画は 向こうでは【UP】と言う題名らしいです。
 
皆さんの優しさと愛情に見送られながら、彼女は【UP】したんですね…。
 
ディズニーさんとピクサーさんの素早い行動。夢と希望が沢山詰まった物語を即決で送って下さったから、翌日にDVDが届くことが出来たんですよね。
 
広報のひとつとして取り扱わず、即決で送って下さった夢と希望と優しさの純粋さに心をうたれました。
 
そして【カールおじさんの空飛ぶ家】が観たくなりました。何とか時間を作るようにしよう。
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パパペライザーもこの映画、見たくなってしまいました...。

2009年12月1日火曜日

2009年12月1日(火) 新型インフルエンザ(2)

新型インフルエンザにかかった娘。タミフルを服用し始めたその日(11/28)は40度を超える発熱!瞬間的に40.8度にまで上昇し、熱性譫妄【ねっせいせんもう】らしき症状もちょっとはあったため、やきもきしてしまいました。やっぱりインフルエンザ脳症は怖いですからね。でもタミフルの効果が出てきたのか、あくる日の朝(11/29)も発熱は続いていたものの、状態としては落ち着いていました。そんなこんなで今日(12/1)、まだ咳は続いているものの、ようやく体温が平熱に下がってくれました。ちなみにタミフルは5日分処方されているため、まだ明日1日飲み続ける必要があります。
 
以前、娘がインフルエンザ(季節性)にかかったときは、二峰性発熱【にほうせいはつねつ】(一度下がった熱が再び上がってしまう)で5日くらい発熱が続いていたため大変だったのですが、今回のはタミフルが効いたのか、割とすぐに熱が下がり、そのまま症状が安定してくれているため、ほっとしています。季節性のインフルエンザのときは麻黄湯(風邪のひき始めで、悪寒のするときに用いる漢方薬)を服用していたのですが、二峰性発熱には関係ないですね、きっと。
 
なにはともあれ、娘はまだ登園できません。幼稚園のルールで、新型インフルエンザに感染した場合は、完全に治癒してから2日間は日を置かなければならないらしく、このまま順調に完治したとしても、次に登園できるのは来週の月曜日(12/7)からということになりそうです。そんなこんなで子ども達を中心にして流行している新型インフルエンザですが、最近はママさんたちにも感染が広まっているそうです。今のところ我が家は娘以外、皆ピンピンしていますが、これからもしっかりと感染予防対策を行い、インフルエンザウィルスを移されないようにしたいと思います。