2009年11月29日日曜日

2009年11月29日(日) 新型インフルエンザ

診察イメージ
とうとうこの日がやってきました。そうです。我が家の新型インフルエンザ感染第1号が出てしまったのです。
 
これまでまわりで幾多の感染者が身近に発生してはいたのですが、幸いウチの子どもは感染することなく、意外とタフだなぁ、なんて思いながらこれまで過ごしてきました。いや、これでものんきになんて過ごしてはおらず、アルコール消毒を始めとした手洗いやうがい、人ごみでのマスクといった基本的な感染予防は徹底していたんです。ところが、我が家にも順当に当番が回ってくることになりました。
 
感染したのは下の子。娘です。かみさんいわく、症状的にちょっとおかしいかな、って思ったのは一昨日の午後。母親の勘と言うものでしょうか、元気ではあるものの、いつもと様子がちょっと違うと思っていたそうです。そんな中、やっぱりちょっとおかしいかなと思い、18時頃になってから体温を測ってみたところ、37.4度。その夜、体温がぐんぐんと上昇し、深夜1時頃には39度にまで達してしまいました。ウチの娘の場合、過去に熱性痙攣の既往症があるため、痙攣防止のためにとりあえずダイアップを処方。その後、娘の体温は37度~39度をいったりきたりといった感じで落ち着くことはなく、咳や嘔吐の症状も加わりながら翌朝を迎えました。なにはともあれ、まずは医者に診てもらわなくては、ということで、朝一番(9時頃)にかかりつけのクリニックに電話。11時30分のアポイントをとって、行ってきました。
 
クリニックに着いたら、患者さんでいっぱい!待合室の空席がなかったことから、近くの非常階段で順番待ちをしました。とはいうものの、待合室は決して広くは無いので、むしろ非常階段のほうが安心して待つことができることから好都合ではありました。そんなこんなで1時間ほど待ったところで、ようやく呼ばれて診察です。ひととおりお口の奥を診せ、聴診器をあててもらったあとで、「念のために検査してみるか!」ということで、インフルエンザウイルス簡易検査キットの出番です。参考までに、このクリニックで使用していたのは「クイックナビ-Flu」。デンカ生研が製造し、大塚製薬が販売しているものです。ちなみに8分でインフルエンザのABどちらかがわかります。どうやって検査するのかと思いきや、細長い綿棒のようなものを鼻に入れ、鼻水を先っぽに付着させます。そして、これを検査キットにセットして反応を見ます。が、ウチの娘の場合はなかなか反応が現れず。8分たってもはっきりとは見えませんでした。とはいうものの、ほんのわずかAという反応が出ていたことから、「Aであればほぼ新型インフルエンザで確定」ということに相成り、我が家の新型インフルエンザ感染第一号が誕生しました。
 
さて、そうと決まればタミフルを処方してもらっておうちに帰りましょう、ということになるのですが、タミフルは品薄らしく、最初に寄った調剤薬局では在庫が足らず、提携している他の調剤薬局を紹介してもらって、やっと規定の5日分を処方してもらうことができました。(その調剤薬局も我が家への処方を最後に在庫がなくなったそうです)ちなみに足りないのは子ども用タミフル(甘みを加え、子ども用に飲みやすくしたドライシロップタイプ)であって、大人用は在庫があるとのこと。したがって、大人用のものを小分けにして子どもに与えることも可能なのですが、子どもが飲めるように苦味を緩和させるなどの工夫をする必要があるらしく、一言で言えば「大変」なのだそうです。じゃあ、リレンザはどうなんだ、となりますが、リレンザは粉末を専用器具で吸引する必要があることから子どもへの投与は難しいのだとか。ということもあって、中外製薬では休日返上でドライシロップタイプのタミフルを生産しているのだそうですが、需要に供給が追いついていないというのが現状のようです。
 
そんなこんなでなんとかタミフルを入手した我が家では、さっそく娘にタミフルを投与。とはいうものの、まだまだ熱は39度前後を推移していて、咳や嘔吐の症状も治まっていないことから、今夜も寝付けない夜を過ごすことになりそうです。
 
ところでこの新型、症状が軽い人も多いようですが、娘の場合はそれなりの症状が出ていることもあり、決して軽くはありません。まだ熱は下がっていないので、しばらく様子を見ていきたいと思います。
 

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