2007年12月4日火曜日

2007年12月4日(火) 定年退職

現在のパナマ市
11月末、ボスは37年間の会社人生を終えて定年退職されました。それにしても37年前ってことは1970年。パパペライザーが1歳の頃です。送別会のとき、ボスは「入社の前日はよど号ハイジャック事件の日だったんだよなぁ。」と言ってました。よど号ハイジャック事件といえば、過去の大事件を扱った報道番組でよく見かけたことがあるくらいなのでピンとはきませんが、自分が既に産まれていた時代に定期入社した人が定年退職をする年になったんだなぁと思いました。

ボスは37年間の会社人生の半分以上を海外で過ごされました。最初の赴任地はパナマ!ボスが20代後半のときだったそうです。現在は駐在員事務所も何もありませんが、パナマ運河くらいしかないと思っていた街でどんな暮らしをしていたんでしょうか?とにかくそこを拠点にラテンアメリカ各国を飛び回って営業していたんだそうです。
 
パナマでの長いお勤めのあとやっと帰国と思いきや、今度はオランダへ国際間異動!そこでも同じくらいの期間を過ごされ、最終的に日本に戻ってきたのは21世紀になる直前でした。実はそのあと3年間の日本でのお勤めのあと、再び今度はUSAに赴任され、帰国。現職を4年勤められ、晴れて定年退職と相成った次第です。ボス、本当にお疲れ様でした!
 
さて、定年というのはどういう意味なのでしょうか?ネットで調べてみたところ、「労働者が定年に達すると自動的に雇用関係が終了する制度」のことだそうです。それから、企業や公務員の大部分が定年退職制度を定めているだけで、「還暦=定年退職」⇒「国民の義務」ということではないそうです。(努力義務規定はあったようです)
 
ところが、2006年4月1日に施行された改正高年齢者雇用安定法によって、定年の引き上げの動きが目立ってくるようになりました。事業主は65歳までの安定した雇用を確保するために、下記のいずれかの措置を講じなくてはならなくなったのです。
 
定年の
 ①65歳への引上げ
 ②継続雇用制度の導入(労使協定により、継続雇用制度の対象となる基準を定めることができる)
 ③廃止
 
いずれかなので、大企業はともかく、中小企業などは「②継続雇用制度の導入」で対応する場合が多いようです。いずれにしても、年金(厚生年金)の受給開始時期の問題があるため、パパペライザーが還暦を迎えるときにはまだまだ働き盛りという時代になってしまいそうです。
 
欧米諸国では雇用における年齢差別の廃止という目的のため、定年の廃止、または法律で禁じていることが多いようですが、これはどうかと思います。極端な例では、87歳の女性が解雇されるにあたり、解雇手当が支給された例もあるとか!?
 
ちなみにボスですが、定年後はアジアのどこかの国で奥様共々静かに暮らすことを考えているそうです。(永住ではなさそうですが)
 
いつまでもお元気で!

 

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「静か」に暮らすかどうかは?ですけどね(笑)。
いやーほんとにお疲れ様でしたと心から思いました。